第56回少年剣道親善錬成大会 開催のお知らせ

2022年5月5日(木・祝)に予定しております第56回少年剣道親善錬成大会は、開催することに決定いたしました。

ただし、更なる感染拡大などやむを得ない場合は開催を中止せざるを得ない場合もございますので、その際はご了承いただけますようお願い申し上げます。

大会の要項は近日中に申込書記載のメールアドレスへお送りします。

※本大会の申込みは終了いたしております

 

 

月刊誌「剣道日本」11月号に掲載されました!!

 

9月25日発売のスキ-ジャ-ナル株式会社発行の「剣道日本」にカラ-ペ-ジで当会の大会が紹介されました。

当会のPRにもなり本当にありがたいですね。

 

近畿大学英字新聞「The Kinki Times No.251」に掲載されました!!

以前に当会へ取材に来られた、近畿大学英字新聞会の学生さんより新聞と取材写真を送っていただきました。

写真もすごく良くとれていますので「稽古写真」にのせています。この新聞で少しでも外国の方に剣道が理解されればいいですね。

馬場武雄先生の「私のねがい」

多くの剣道指導者を育てられた長崎県五島、馬場道場の初代館長 馬場武雄先生の剣道指導者から子供達の保護者へ向けたお言葉を紹介させていただきます。

「私が指導育成している愛し子たちに対して、特に保護者に対して切望している二つの点がある。一つは子供を将来どの学校に入れたいとか、どんな職業に就かせたいと考える前に、この愛し子をしてどんな人間になってもらいたいと、それを第一に真剣に考えてほしいと思う。私は道場教育によって、この愛し子達が生涯中に、あらゆる困難辛苦や困苦欠乏に逢着しても、それを充服し乗り越えてゆく強靱な不屈不撓の生命力をこの修行によって備えさせたいと念願しているものである。

最近、世の親の中でこの人生中で最も身体智能が急速に伸びて生涯を左右するといわれる幼少年期に学習が大事だからとこの人生を決する生命力の研修を中止したり、断絶する人々が見られるが健全な身体に神宿る・生命あっての物種である。

学問や事業は生涯を通じて何度でも何度でも挑戦や再起は出来るが人間づくり・生命づくりは待ったがないのである。古人の鉄は焼けたうちに鍛えの訓えは切実である。何卒この二点は愛し子のためばかりでなく子孫のために心肝に銘じて頂きたいと希うものである。」

心したい言葉ですね!!

久保田鈴之介君 安らかに!!

皆さんも新聞等でご存じとは思いますが、ここで改めて紹介しておきたいと思います。久保田鈴之介君は、平成6年9月に大阪市旭区で誕生し小学校1年生より剣道を習い初め府立高校では剣道部に入部して普通の健康な少年であれば将来楽しみな剣士であったのです。ただ彼の場合は、中学校2年生の秋に小児ガンの一種「ユ-イング肉腫」と診断され闘病生活を余儀なくされたのです。その中で高校2年時に自身の経験から入院中の高校生が病院内で授業がうけられないことや高校生向けの院内学習支援制度の創設を橋下大阪市長に要望し、橋下市長も「久保田君一人を救えないなら政治なんか要りません」と答え前述の制度が創設されたのです。

私が心を打たれたのは、この時彼は自身の事よりこれから入院するであろう高校生の為に要望し今年一月に亡くなるまでの18年間を精一杯目標をもって生きようとしたことです。

武士道精神とは、相手の事を思いやる精神と言葉では言えますが久保田君はそれを行動したこと剣士としてもすばらしいですが人としてもっとすばらしい少年であったと思います。同じ剣士として誇りに思います。どうぞ安らかにお眠り下さい。拝

(上記文章は、大阪府剣道連盟南地区少年剣道大会の資料より引用しております)

木和田大起先生が当会に来られました!!

平成24年に全日本剣道選手権大会で優勝された、木和田先生が当会へ稽古に来られました。突然の事でしたので子供達もびっくり!!子供達や指導者の先生方まで稽古をつけていただきました。

おどろいたのは、踏み込んだ時の床音がスゴイ!!子供達とも、さすが全日本チャンプの床音は違うねと感心した次第です。稽古終了後には、皆で写真撮影と子供達はサインをもらっていました。


持田盛二先生 遺訓

剣道は五十歳までは基礎を一生懸命勉強して、自分のものにしなくてはならない。普通基礎というと、初心者のうちに修得してしまったと思っているが、これは大変な間違いであって、そのため基礎を頭の中にしまい込んだままの人が非常に多い。

私は剣道の基礎を体で覚えるのに五十年かかった。

私の剣道は五十歳を過ぎてから本当の修行に入った。心で剣道をしようとしたからである。

六十歳になると足腰が弱くなる。この弱さを補うのは心である。心を動かして弱点を強くするように努めた。

七十歳になると身体全体が弱くなる。今度は心を動かさない修行をした。心が動かなくなれば、相手の心がこちらの鏡に映ってくる。心を静かに、動かさないように努めた。

八十歳になると心は動かなくなった。だが時々雑念が入る。心の中に雑念を入れぬように修行している。

 

剣聖と言われた、持田先生の遺訓です。大変奥の深いお言葉ですが、私自身六十歳を過ぎて、この言葉に感銘致します。

基本を一生懸命勉強して、心を動かして弱点を強くする年齢になりました。